いずみ訪問看護ステーション

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骨について

骨について

 

骨について考えたことがありますか?今回は、骨についてお話させていただきます。

「骨は身体を支えているもの」という程度で、普段から骨を意識している人は少ないのではないでしょうか?

しかし、思っている以上に、骨は多くの重要な役割を担っています。

では、骨の役割にはどんなものがあるでしょうか。

  • 身体を支えている。
  • 運動の支点となる。
  • 内臓を守る。
  • 血液(血球)を作る。
  • カルシウムを蓄える。

体内の99%のカルシウムが骨に蓄えられています。

骨の構成について

骨はカルシウムとたんぱく質の1種であるコラーゲンから出来ています。コラーゲンが土台となり骨にしなやかさを与え、カルシウムなどのミネラルがコラーゲンに付着することで骨に強度を与えています。

次に骨が新陳代謝するというお話をさせていただきます。

まず骨が新陳代謝する2つの理由をお話します。

1)カルシウムを送り出す

   人間の生命を維持するのに欠かせないカルシウムを身体の各組織に送り出すためです。カルシウムが不足すると

   骨から溶かし出され、余ると骨に蓄えられます。その繰り返しで生まれ変わっています。

2)骨を若返らせる

   古くなった骨を若返らせるためです。

   丈夫な骨も古くなると弾力を失ってもろくなるので、生まれ変わってしなやかな強さを維持しています。

 では新陳代謝のしくみについてお話いたします。

骨では「骨をこわす細胞」と「骨をつくる細胞」が働いています。

骨をこわす細胞を「破骨細胞」、骨をつくる細胞を「骨芽細胞」と言います。このふたつの細胞の働きで骨は生まれ変わります。

 まず破骨細胞が酸や酵素で古い骨をこわします(骨吸収)。次に、骨芽細胞がコラーゲンを生成し、そこに腸で吸収されたカルシウムが付着して新しい骨がつくられます(骨形成)。

この繰り返しが約3年のサイクルで回っており、骨は大人になっても日々生まれ変わっています。

 骨の健康のためにできること

 骨の健康は、成長期からの骨づくりが大切なので、カルシムをしっかりとりましょう。

日光浴をすると腸からのカルシウムの吸収を助けます。 

カルシウムが骨に定着するよう、ビタミンDKなどの様々な栄養素を含むバランスの良い食事を心がけましょう。

負荷をかける運動で骨を鍛えましょう。

 それでは、もう少し詳しくお話ししましょう。

カルシウム

 カルシウムは、乳製品や小魚、水菜や木綿豆腐などに豊富です。これまでに、乳製品のカルシウムは魚や野菜よりも吸収効率が高いことが国内の研究で明らかにされています。

乳製品や大豆食品は一緒に摂った食品中のカルシウムの吸収率アップに役立つので、野菜のように吸収率の低い食品は乳製品や大豆食品と一緒に摂ると良いでしょう。また骨付きの肉類は酢を加えて煮ると骨からカルシウムが煮汁に溶け出すので、煮汁が口に入れば、その分、カルシウムの摂取に役立ちます。

ビタミンD

シラス干し、サケ・サンマなどの魚に豊富

ビタミンK

緑葉野菜、納豆に多く含まれています。

オイル

ビタミンÐや、Kは油脂に溶け込むことで効率よく腸管から吸収されるという点に注目し、過剰摂取は禁物ですが、食事に少しの油を取り入れましょう。

〈運動〉

  • 片足立ち…左右1回 5~6回/
  • しこ踏み…左右10回ずつ 

1日3回セット

  • かかと落とし…10回繰り返す。 

1日3回

  • 壁押しかかと落とし…10回繰り返す。 1日3回

まとめ

症状が無くても、女性は40歳を過ぎたら定期的に骨密度検診を受けましょう。

わが国では、40歳以降の女性を対象に5年刻みに骨密度の節目検診が行う自治体が多くなっています。 特に閉経後の女性は、可能であれば1年に1度検診を受けるとよいとされています。 骨密度検診は、お住まいの地域の広報誌やホームページ、保健センターに問い合わせするなどして確認できます。

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(2023年4月10日)



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