いずみ訪問看護ステーション

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五月病について

五月病ってどんな病気?

 入学や就職に伴い学校や職場で新たな生活がスタートします。新生活は、慣れないことも多く知らず知らずのうちにストレスがたまるものです。気づかないうちに無理をしてしまうことも少なくありません。また、仕事の内容や環境が自分に合っていないために、「適応障害」を起こしていることもあります。こうして1か月が過ぎ5月になる頃に、身体のだるさ、疲れやすさ、意欲がわかない、物事を悲観的に考えてしまう、よく眠れない、食欲がないなどの心身の症状が現れることがあります。これを「五月病」と言います。

 

五月病の典型的な10の症状

  チェックしてみましょう。

□やる気が出ず、やるべきことを先延ばしにしてしまう。

□気持ちが沈みがちで、マイナス思考に陥る。

□落ち着きがなくなる。

□イライラして怒りっぽくなる。

□不安や焦りを感じる。

□体がだるく、寝ても疲れが取れない。

□心臓がドキドキする、息苦しい、めまいがする。

□頭が重く感じたり、ズキズキ痛んだりする。

□なかなか寝付けず、夜中に何度も目が覚める。

□食欲がなく、食事がおいしいと感じられない。

 

該当する項目が多いほど、五月病の可能性が高いといえます。該当項目が多い人は、生活リズムを見直したり、リフレッシュする機会を設けたりしてみましょう。

 

「五月病」に対策するための5つの方法 

① 時間を上手に管理する。

 仕事のスケジュールを見直して、優先順位をつけ、時間を合理的に配分してみてください。初めから完璧にこなそうとはしない!

②他人との会話やコミュニケーションをしっかりとる。

 自分が話しやすいと感じる相手に悩みを打ち明けてみましょう。

話せる相手がいない場合は、自分の考えを文章に書いてみると、問題を明確にし、新しい視点を見つけるのに役立つかもしれません。

③栄養バランスのとれた食事をする。

1日3食栄養バランスを考えた食事をとるよう心がけましょう。

朝食は1日をスタートする際のエネルギー源として重要です。時間がないからと言って抜かずに、バナナやおにぎりなど、手軽にとれて消化が良く、すぐにエネルギーに代わるメニューを用意しましょう。

 

 セロトニンの役割・・・セロトニンは脳内物質の一つで、五月病によくある不安定な精神状態を和らげる効果があるといわれています。

 セロトニンは「トリプトファン」「ビタミンB6」「炭水化物」をバランスよく摂ることで、生成が促されます。「五月病かな?」と思ったら、これらの成分を含む以下のような食品を積極的に摂るように心がけてみるのもよいでしょう。

《トリプトファンを含む食品》

   肉、魚、豆腐、牛乳など

《ビタミンB6を含む食品》

   大豆、牛レバー、バナナ、にんにくなど

《炭水化物を含む食品》

   ごはん、パン、麺類                

④適当な運動を習慣づけましょう。

 ウォーキングなどの運動や身体活動は、ストレスを軽減する効果があります。

 ウォーキングはいつでもどこでも行え、費用もかからないので、運動をする習慣のない方は、まず1015分歩くことからはじめ、徐々に時間を延ばすようにしてみてください。

 ジムに通って筋力トレーニングをしたり、水泳、ダンス、ヨガなどのクラスに参加するなど、どんなやり方でもよいので、自分に合った方法をみつけ運動する機会を増やしましょう。

⑤睡眠の質を上げる。

 寝室の環境を整える、お酒を控える、寝る前にスマホをみない、朝日を浴びて体内時計をリセットするなどの対策を行いましょう。

 


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(2023年5月11日)



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