作業療法士の訪問について
作業療法士
作業療法士は、リハビリ職の中で「その人の暮らしや人生に密着したリハビリ」を提供する専門家です。ご利用者様の困りごとや改善したいことに対して、座るや歩くなどの基本動作訓練・料理や掃除などの日常生活動作訓練・福祉用具や住宅改修へのアドバイス、ご家族様への負担軽減のアドバイスを行います。 また、身体的なリハビリと同時に認知機能訓練や趣味などを通して精神的な負担の軽減も行い、動作の質・生活の質を高め、少しでも楽に充実した日々を過ごすことができるよう作業療法士がご支援します。
主なご支援内容
1.日常生活の回復支援
ご利用者と共に家事動作を行うなど、アドバイスをしながら手順の習得や完成までの忍耐力の向上を図っていきます。日常生活でのさまざまな活動(作業)の実践的な援助を提供します。これには料理、着替え、入浴、趣味活動などが含まれます。
2.基本的な生活スキルの向上
在宅生活の不安が強かったり、意欲が低くなっている場合など、日常生活動作難しい場合、利用者が独立して日常的な動作を行えるよう、楽にできるコツや手順の助言をしたりしながら一緒に練習していきます。
3.環境調整
ご利用者の生活環境を調整し、安全で快適な日常生活をサポートします。バリアフリー設計や支援具の提案など、環境に合わせた調整を行います。
4.趣味や生活の質の向上
利用者の趣味や生活の質を向上させるため、適切な活動を提案し、支援します。また、ご利用者様と一緒に生活リズムを整え規則正しい生活が送れるよう援助をします。これにより、生活の充実感や満足度を高めることができます。
訪問看護ステーションにおける作業療法士の特徴
医療保険または、精神医療(自立支援医療制度)を利用したリハビリの場合は、1回30~90分、週に3回まで利用可能です。
介護保険を利用したリハビリの場合は、1回20分、1日3回まで、週に6回まで利用することが可能です。
訪問看護ステーションでは、看護師と密に連携を図りながら、疾患のコントロールやリスク管理などについても情報共有を行うことでケアの質を高めることができます。
ご利用料金